ドイツ語の世界へようこそ!
ドイツ語というと、どのようなイメージがありますか。
「単語の綴りが長い」「難しそう」
そんなイメージを少しでも変わってもらい、「ドイツ語って楽しいんだ」と思って貰えたらと筆者は願っております。
それでは初めてドイツ語を覚えるのにオススメの単語11選!!
ぜひ最後までご覧くだされば幸いです。
→オンライン学習が可能!目的別にオンラインドイツ語学習サービスを紹介
ドイツ語を初めて習うなら覚えるべきフレーズ11選!
① Guten Tag / グーテンタ-ク
ドイツ語、と聞いてドイツ語を知らない人でもどこか聞いた事がある「こんにちは」
ドイツ語の教科書でも一番に学ぶドイツ語です。
実際に旅行先で使うには全く問題ないのですが、現地に長くいるとあんまり Guten Tag 聞かないな?と驚かれると思います。
② Ciao! / チャオ!
若者によく使われる「こんにちは」です。
こんにちは、といえば教科書では「Guten Tag / グーテンタ-ク」ですが、若い人はCiao!を良く使います。
日本の若者言葉とは少し違い、市場や酒場、お店でも店員さんが気軽に使います。
優しい店員さんだと女性に対して「Ciao!」に加えウインクをプレゼントしてくれます。
日本では考えられないですね。
南ドイツでよく使われる方言ですが、最近は他の地域でも若者の間で広まり使われています。
元々はイタリア語ですが、イタリアがドイツの中でおしゃれの代表になっている事が挙げられます。
イタリアとドイツは長く親密な関係を築いている為、イタリアのお洒落文化は言語も流行しやすいんですね。
ちなみにこの言葉「さようなら」としても使われます。
一言で「こんにちは」「さようなら」の意味を持ちとても便利です。
番外編1『Guten TagもCiao!もド忘れ!挨拶どうしよう?これもドイツ語Hallo』
教科書に載っているのはGuten Tag
若者を中心に使われているのはCiao!
ではどちらもド忘れてしまった!となった時はどうしたら良いでしょうか。
『これも立派なドイツ語 ”Hallo / ハロー”』
「英語じゃないの?」と思うかもしれませんが、英語では”hello”。
同じ読み方でドイツでも「こんにちは」という意味になりますし、違和感がしません。
ただ、そこまで日常的に使われていないので上二つは早めに覚える事をオススメいたします。
③ Danke / ダンケ
ドイツ語で「ありがとう」という意味です。
何かしてもらった時に使う言葉です。
レストランで食事した時にウェイトレスに「ありがとう」また何か人に親切にしてもらった時にも使います。
ちなみに、ドイツではくしゃみをした時も「ありがとう」という習慣があります。
貴方がくしゃみをしたら、聞いていた誰かが「Gesundheit! / ゲズントハイト」といってくれます。
そうしたら「Danke」と言いましょう。
この習慣(文化)の驚くべき点は、全く知らない他人から言われるという点です。
友人知人ならともかく、道端でいきなり知らない人に「Gesundheit! / ゲズントハイト」と言われるので、最初は慣れないかもしれません。
ちなみに「Gesundheit! / ゲズントハイト」は、「健康であります様に」「お大事に」という意味です。
なので「お気遣いありがとう」という意味で「Danke」と言います。
→ドイツ語のありがとうにはたくさんの種類がある!ネイティブが使うフレーズ20選
④ Bitte / ビッテ
簡単な言葉で有益な意味が4つある便利な言葉です。
(1)「どういたしまして」
「danke」には「bitte」で返します。
またお店でも店員さんに軽くラッピングしてもらった時などに「danke」と返すと「bitte schön / ビッテシェーン」と返してくれます。
「bitte schön」は「bitte」をより丁寧にした言葉です。
ちなみ、ドイツでは日本で言う「お客様は神様」の精神はありません。
お金を払って何かしてもらった時も「danke」と言いましょう。
きっとにこやかに「bitte schön」と返してくれます。
(2)「ください(お願いします)」
英語のpleaseと同じ意味です。
例えば、コーヒーを頼む場合には英語で、「coffee, please」となります。
しかし、ドイツ語では「Kaffe, bitte」となります。
ドイツ語圏では子供にしつけの一環としてbitteを言う癖をつけるそうです。
bitteがあるとないとでは,「○○をください」と「○○をくれ」くらいの差がありますので,覚えて使いましょう。
(3)「ご注文は何ですか」
「お次の方どうぞ」「(お会計の場にて)ありがとうございます」という意味を持ちます。
この言葉を聞いたら自分が買いたいものを注文しましょう。
(4)「もう一度言ってください」
ドイツ語では「wie bitte / ウィービッテ」が「もう一度言っていただけますか」という意味を持ち、それが略された形になります。
お店で注文したけれども、お店の人が聞き取れずに聞き直すときにも使われます。
急に「bitte?」と店員さんに短文で言われると驚きますが、落ち着いてもう一度注文しなおしましょう。
⑤ Wie geht‘s? / ヴィー ゲーツ?
これは「元気ですか」という意味です。
ちなみに「元気ですか」という意味で教科書に載っているのは「Wie geht es Ihnen? / ヴィー ゲート エス イーネン?」です。
しかし、これはかなり丁寧にした言葉で、親しい人物同士では「Wie geht es dir? / ヴィー ゲート エス ディアー?」を使います。
(難しいし、二つも覚えたくない。)
そう思った方に、「Wie geht‘s? / ヴィー ゲーツ?」はオススメ。
番外編2『少し難易度高め!Wie geht‘s?の正体は「Wie geht es ~?」の短縮形』
元々ドイツの方も「Wie geht es Ihnen?」「Wie geht es dir?」を使い分けて使っていました。
しかし、良く使う言葉の割にメールで送るにも長く、口語でも長く億劫に。
もう少し短縮できないかな?と考えました。
そこで「es」を省略する「Wie geht‘s?」が誕生しました。
文法通りならば「Wie geht‘s Ihnen?」や「Wie geht‘s dir?」と使うのですがそこでより効率の良さを考えて、主語まで省略してしまったのがWie geht‘s?です。
よって「Wie geht‘s?」は「Sie / ズィー(敬称あなた)」を使う相手にも使えます
「Du / ドゥー(きみ)」か「Sie / ズィー」どちらの主語を使っているかは「Wie geht‘s?」からは分からないので、失礼にはなりません。
⑥ gut / グート
Wie geht‘s?と言われたら返す言葉です。
「元気ですよ」という意味を持ちます。
元々「良い」という意味を持ちますので、メールでも何か相談された時に「gut!」と送ることもできます。
汎用性が高い言葉です。
⑦ Mein Name ist / マイン ナーメ イスト
自己紹介の時に使います。例えば山田さんだったら「Mein Name ist Yamada」
英語の”my name is”と同じ意味を持ち、発音も似ており覚えやすいかなと思います。
ちなみに筆者はIch heiße / イッヒ ハイセの方を使っていました。
例えば山田さんだったら「Ich heiße Yamada」となります、が、意味としてはさほど違いはないのでどちらで覚えても大丈夫です。
⑧ Ja / ヤー
「はい」という意味のドイツ語です。
ちなみに、電話でも相槌として頻繁に「Ja」と言います。
サラリーマンが電話している時に「はい、はい、そうですね」というのと一緒です。
⑨ Nein / ナイン
「いいえ」という意味のドイツ語です。
だめ!という言葉でも使えます。
筆者がドイツに来た初日、ついエレベーターの非常ボタンを押してしまいそうになった時、「Nein!」と怒られました。
緊急が迫っている時、よほどやってはいけない時に相手に注意することが出来ます。
ちなみに「Nein, Danke」で「気持ちは受け取っとくよ、ありがとね」という意味にもなります。
簡単な言葉で、よく日本人が使う表現を話すことができますよ。
⑩ Haha / ハハ
結構街中でも聞くこの言葉、電話でもよく使います。
意味は「あはは!」です。
また、メールやチャットでは「笑」と同じ意味を持ちます。
Hahaは老若男女使う事ができるとても簡単なフレーズです。
⑪ Entschuldigung / エンティシュルディグング
この中で書くには高難易度の単語ですが、これは本当によく街中で聞きます。
混雑した道でぶつかった時に「Entschuldigung」と早口で言われることもあります。
発音、書き方共に覚えましょう。
ちなみにこちらは初対面の人やそこまで親しくない人、目上の人にご迷惑をかけた時に使います。
仲間同士は「Sorry / ソーリー」を使う事が多いです。
英語と全く一緒ですが、若者同士は良く使います。
筆者もドイツの友人に貸した物が濡れて返ってきた時に言われました。
目上の人には使わない方がよさそうですね。
まとめ
イタリア語も英語もある!と驚かれたと思います。
他の国と陸続きで多国籍の方も多く住み、かつ国際交流が盛んなドイツは今後も様々な言語が一般的に使われていくかもしれません。
教科書で見ると文字が多い、難しいという印象を持ちます。
しかし、実際はそこまで身構える必要はありません。
「ドイツって面白い」という楽しさを持ってもらえたらと思います。
→ドイツ語をさらに楽しく学ぶためにおすすめのドラマや映画は?