ドイツ語で「さようなら」は、Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダーゼーン)あるいはTschüss (チューッス)です。
この2フレーズはどこにいっても通用しますが、地域によっては方言のほうがポピュラーだったりもします。
それも今回はご紹介したいと思います。
あとは、さようならとは別に「またね」や「明日ね」など便利でよく使われるフレーズもご紹介していきます。
「さようなら」スタンダード2選
この2つを知っておけば、まず間違いありません。
Auf Wiedersehen は少しかしこまった印象なので、Tschüss のほうがよく使われるかもしれません。
Auf Wiedersehenは日本人にとって少し言いにくいと思いますが、Wiedersehenだけでも言うことが可能です。
ドイツでは、日本よりさようならを言う機会が多く感じます。
スーパーのレジ、レストラン、お洋服屋さんなど見知らぬ人にも挨拶するのが日常です。
旅行の際には、積極的にドイツ語を試してみると楽しくなるかもしれませんね。
①Auf Wiedersehen (アウフヴィーダーゼーン)
長くて少し言いにくいですが、Wiedersehen だけでも使えます。
どのようなシチュエーションでも使えます。
友達同士だと少しかしこまった感じなので、Tschüssのほうが気軽でそちらを多く使うかもしれません。
②Tschüss (チューッス)
気軽な「さようなら」です。
友達同士、レストラン、仕事場などどのようなシチュエーションでも使えます。
Auf Wiedersehen より言いやすいですね。
地方別「さようなら」 スタンダード4選
ドイツ語は地域によって方言が結構あります。
Auf Wiedersehen とTschüssは はもちろんどこでも通用しますが、地域によっては方言のほうがポピュラーだったりもするので、旅行前にチェックしておくとよいかもしれませんね。
③Tschau(チャオ) (Ciao)
南ドイツやオーストリアで主に使われます。
Tscahuは、イタリア語のCiao チャオからきています。
若い世代ではこれを使う人はとても多いです。
④Auf Wiederschauen (アウフ ヴィーダーシャウエン)
主にオーストリア、南ドイツで主に使われます。
Wiederschauenのみでも使えます。
⑤Pfiat di (プフィアッディ)
主に南ドイツ、オーストリアで使われます。
Prüat di Gottが訳されたもので、そもそもは「神のご加護を」という意味です。
⑥Baba (ババ)
ウィーンっ子が使うさようならです。
ウィーンでは頻繁によく聞きます。
違う言い回しのさようなら 「また会えるよ」「元気でね」2選
「さようなら」以外にも、「またね」といった感じにポジティブに別れることができるフレーズがドイツではよく使われます。
また会えるよのWir sehen uns. そして、元気でね Mach's gut. は、別に長い別れの前に限らず、普段から気軽に使うことができます。
⑦Wir sehen uns. (ヴィア ゼーエン ウンス) また会えるよ
Wir は「私たち」sehen は「会う」uns は「私たちに」です。
ポジティブな雰囲気をもたらしますね。
⑧Mach’s gut. (マッハス グット) 元気でね
Machen は「~する」gutは「良い」。
元気でいてねということですね。
電話の場合
電話の場合は、Auf Wiederhören です。
Auf Wiedersehenと似ていますが少し違いますね。
もちろん上記のスタンダードの言い方、Tschüss などでも間違いはありません。
⑨Auf Wiederhören(あるいは Wiederhörenだけも可)(アウフ ヴィーダーヘーレン)
そもそもAuf Wiedersehenの単語をばらばらにしてみると、wieder (再び)sehen(会う)ということになります。
電話の場合聞くだけなので、Wiederhörenは、wieder(再び) hören(聞く)となります。
使える!別れる時のフレーズ。 便利な bis 「~~まで」6選
Bis は、 直訳すると「~まで」です。
要するに、「明日まで」(明日また会おうね)とか、「後まで」(また後でね)のように使えます。
「さようなら」だけだとちょっと寂しいとき、これを使うとポジティブな雰囲気でお別れできますね。
⑩Bis gleich. (ビスグライヒ)
意味:「すぐにね」
またすぐ、5分後や10分後すぐに会うときに使えます。gleichは「すぐ」という意味です。
⑪Bis später. (ビスシュペーター)
意味:「また後でね。」
数時間後などその日のうちにもう一度会うときに使えます。
⑫Bis morgen. (ビスモルゲン)
意味:「また明日。」
明日会うときに使えます。ちなみに明後日は übermorgen (ウーバーモルゲン) です。
⑬Bis dann. (ビスダン)
意味:「じゃあね。」
とりあえず、またねという感じでしょうか。
普通に友達と遊んで別れるとき、メールやチャットの終わりにも使えます。
⑭Bis bald. (ビスバルト)
意味:「また近々。」
bald は直訳すると「まもなく」です。
また次回会いましょうとポジティブな感じで終われますね。
⑮Bis Montag. (ビスモンターク)
意味「また月曜。」
これは曜日を代えれば応用がすぐできますね。
ちなみに来週は Bis nächste Woche.(ビスネヒステ ヴォッヘ)
火曜日は Dienstag、 水曜日はMittwoch、木曜日は Donnerstag、金曜日は Freitag、土曜日は Samstag、日曜日は Sonntag。
日本でいう「ごきげんよう」良い日を、良い夜を、良い週末を!3選
日本でいうごきげんようは、今日はめったに使われなくなりましたが、人に会った時や別れるときに健康などを祈る挨拶の言葉ですね。
ドイツでは、このフレーズがとてもよく使われるので覚えておくとよいですよ。
仕事の後、遊んだ後、そのほかにはスーパー、レストラン、公園での何気ない見知らぬ人との会話の後など色々な場面で聞きますし、これによって会話を気持ちよく終えることができますね。
⑯Schönen Tag! (シェーネンターク) あるいは Schönen Tag noch!(シェーネンターク ノッホ)良い日を。
schön は「すばらしい」「すてき」、Tag は「一日」、nochは「もう少し」「引き続き」という意味です。
誰かにこれを言われたら gleichfalls (グライヒファルス)「あなたも同様に」と答えることができます。
⑰Schönen Abend! (シェーネンアーベント)あるいは Schönen Abend noch! (シェーネンアーベント ノッホ)良い夜を。
Abend は「夜」です。
⑱Schönes Wochenende! (シェーネス ボッヘンエンデ)良い週末を。
Wochenende は「週末」です。
まとめ
「さようなら」は、Auf Wiedersehen とTschüss のほかにも地域別にいくつかあります。ドイツ語は結構方言が多い言語なので、知っていると旅行中に驚かずにすみますね。
さようならだけでなく「またね」とか「また次回」、「良い一日を」などコミュニケーションに便利なフレーズもご紹介しました。
色々と応用して使えるとドイツ語も楽しくなりますね!